北岳バットレス
4尾根〜Dガリー奥壁
日 程:2001年6月25日(月)
メンバー:L斎藤広文 角屋
天 候:曇りのち雨+強風
会山行の当日、我々ヨーロッパ遠征組はバットレス経由で北岳に登らせてもらう。今年は、昨年に増して残雪が多く、二俣よりかなりしたから雪渓が残っている。軽アイゼンをつけてD沢をアプローチ。dガリー大滝の取り付まで雪に埋まっている。我々2人は5尾根支稜から登り、大滝の上でトラバースし、ブッシュを登り4尾根に取り付く。もう1パティー、塩崎・加藤組は大滝を登り、下部フランケから4尾根に抜ける計画。
4尾根を下部から登るのは、僕は10年ぶりぐらいだ。全然取り付きの記憶が無い。つるべでマッチ箱のコルまで登る。途中、X級の短いフェースの残置支点に捨て縄がかけまくってあった。これはひどいと思って、全て回収。マッチ箱のコルから2ピッチの懸垂で緩傾斜帯に着く。丁度塩崎・加藤組は下部フランケから4尾根に抜けるところで、声が近くに聞こえた。この頃には、小雨模様になり、ガスで視界が効かない状態になっていた。我々は1ピッチ登って、ハング下のビレー点に到着。広さんのリードでハングを越えるが、岩が濡れていてX級とは思えない難しさ。クラックにナッツをかませてA0で抜ける。抜け終わっても呼吸を整えてからビレーに入るような有様だ。
続いてハンドからフィストのクラック。残置支点がほとんど無いが、ナッツを使ってランニングを取りながら登る。
次はV急のスラブだが、濡れていて悪いので、右の岩溝から広さんがリードする。オフウィドゥスに入る手前でビレー。
僕がオフウィドゥスに入るが、狭くてダメ。ザックをおろして登り、途中から外に出てチムニ−の下まで登る。
次は広さんの番だが、「大ヤスリで自信を無くした」と言うので、僕がリード。濡れていたが、ホールドも豊富なので簡単だ。コンテで4尾根の終了点に着くと、とたんに大雨になり、風も強くなる。そこに塩崎・加藤組も到着した。14:00。
嵐の中、肩の小屋に到着。待ち合わせの本隊は、もう下ってしまった。ゆっくりしたいところだが、すぐに後を追いかける。稜線から右俣に入るところから、僕と加藤君が先行し、広河原まで1時間で駆け下るが、広河原にも本隊は居ない。あろうことか、林道は倒木で通行不可能。広河原山荘の主人にお願いして、鋸を持って来てもらい、居合わせた人達とともに、除去作業。やっと帰ることが出来た。