谷川 白毛門(会山行)
平成12年3月13日〜14日
CL大橋美子 SL和田志郎 滝口明 川合千穂 山本千恵 永峰信宏
山崎和子 吉野茂 斉藤龍雄 菅原みえ子 橋本春子 間正夫(記
13日朝、目が覚めると朝日が輝いていた。胸が弾む朝食、身支度をすませ仮眠所を出発、登山口を8時
に歩き出す。この山は2度程登っている。平成9年9月、妻と二人で登った時は朝から雨が降っていて、展
望もなく早々に下山した思い出があった。もう一度は平成11年9月に会山行で白毛門沢からの登頂だった。
今回は雪山、天気が良いせいか快調に足が出る。ルンルン気分で登っているうちに、山頂直下あたりで風が
強くなり、雪がチラついてきた。じきに風雪が強くなり、上着を着る。「後10分ガンバロー」の声ととも
に山頂を目指す。12時山頂に到着。風雪が強く寒い。ただちに下山の声、だが、アクシデントが起きた。
リーダーのアイゼンバンドが切れたのだ。修理し、早々に下山する。200mくらい下った所でトレースがなく、
ホワイトアウトで視界ゼロ。ベテラン組がルート探しに頑張るが、雪庇を踏み外す危険があり、強行は無理
とのこと。ビバーク態勢に入る。雪洞を掘るがピッケルのためうまく掘れず、適当な所でツエルトに潜り込
む。長い時間が始まった。2〜3人用のツエルトに7人はいり、身動きもできず苦痛だ。食料も少なく腹が
減る。寒い。皆も同じだと思うけど。会長がメタをもっており、和田さんがローソクに火を点ける。1つの
メタ、1本のローソクでもとても暖かく感じ、気持ちも落ち着いた気がする。携帯電話で一ノ倉組と連絡が
とれた。一ノ倉パーティは雪の状態が悪く、下山したとのこと。明朝早く迎えに来てくれることになり、ま
ずは一安心。
14日、長く辛いビバーク、だいぶ明るさが増した頃、和田さんがツエルトをまくり開け外を見ると、風
は強いが視界はあり、下山路の稜線が確認できる。迎えを待たずに少しでも下へ降りようということになり、
6時10分歩きだす。途中、一ノ倉パーティと出合い、暖かい紅茶やバナナなどをもらい、ホッと一息つい
て下へと急ぐ。8時、無事登山口に着く。
[教訓] ツエルトの有難さ、大切さ、会指定装備の大事さを身をもって感じた。
会報 42号より