渡良瀬川 庚申川本流遡行
1998年 平成10年7月13日ー14日
L・吉成 博 小磯良一(記)
天 候 13日 曇り時々雨 14日 曇り時々雨
主装備 8o30mザイル2本 ミニバイル ハーケン
主食料 夕、朝、昼用として米5号
庚申川 源頭は皇海山の南に位置する鋸山
標高差 銀山平より鋸山南側稜線まで1200m
水平距離 7km
山行タイム 遡行 銀山平ー鋸山稜線 9時間50分
下山 鋸山稜線ー庚申山ー銀山平 4時間35分
踏破タイム 遡行 10時間(休憩二時間含む)
下山 5時間(休憩1時間含む)
12日 15:30 八王子を出発、青梅、鶴ヶ島、前橋と高速を経由。途中、休憩食事をし、
20:30に幕営地の銀山平に到着。
13日 6:00 幕営地の銀山平を出発。6:30 入渓地の石丸沢近くに到着。すぐ深い
トロ場で胸までの徒渉が続く。徒渉できないトロ場は、両岸の岩がつるつるでへつれないの
で泳ぐか高巻きになる。当日は肌寒く、時々雨模様の天気の為、ずぶ濡れを嫌い高巻く。枝
沢の笹ミキ沢、水の面沢、三才沢と確認し通過する。いよいよ、高巻く事もヘツル事もでき
ない三才沢合流上部のトロ場を遡る。持参した秀山荘エリマキトカゲ風空気注入式ライフジャ
ケットを装着し、ザックを背負ったまま飛び込むも、体が回転するだけで一向に前にも後に
も進まない。テープで吉成さんに引き戻してもらい、もう一度、今度はエリマキトカゲだけ
でザイルをつけ、犬かき風でなんとか20mのトロ場をさまよい辿り着き、サックと吉成さ
んを回収する。泳げない私の初めての体験で、非常に面白く楽しいものであった。二俣手前
のトロ場も泳ごうと思うが取り付きがカブリぎみで滝の流れがつよいので高巻く。次の1:
2の二俣で、14:00近くになったので幕営に決める。さっそくタープを張り、焚火パーティ
は、19:00まで続く。
14日 6:00 二俣の幕営地を出発し、遡行図と地形図を確認しつつも左右からの枝沢、
分岐沢が多く、カンを頼りの遡行が続く。土壁、カブリぎみの直登をザックをデポしてフリ
ーソロで登ること四回、やがてガレ場も終わり、かすかなけもの道風の笹を分け、20分ほ
どで遡行図の通り鋸山南側稜線に8:30つき上げる事ができた。
着替えて、5分程登ると鋸山のピーク。山座同定後、鋸山と庚申山間の11のピークに行
き、夕方用意した弁当で昼食にする。ひびの入った肋骨が痛みだしたのでインドメタシンと
バッファリンでなぐさめる。ガスが発生し、眺望がきかないので庚申山は素通りし、妙義山
風の岩のトンネルを通過し、足早に下山し13:30に銀山平に到着し、この楽しい沢旅も終わ
りとなる。
月稜41号より